ハセガワ オーダーメイド:調査から製造まで6ステップで作る特注はしご・作業台

オーダーメイドは、ハセガワベトナムがはしごや作業台を個別設計・製造するサービスです。標準品では現場に合わない、あるいは機能が不足する作業位置に対応します。プロセスは6つのステップで構成されます:調査、設計、見積もり、発注、製造、納品。最小ロット数はわずか1台からで、特定の1箇所にのみ専用機材が必要な工場にも適しています。

工場内のすべての作業位置が、標準品カタログに掲載されている形状やサイズと一致するわけではありません。通常とは異なる高さのコンベア、屋根側からメンテナンスが必要な鉄道車両、あるいは特殊な形状の荷役エリア——これらはすべて、「とりあえず使える」はしごや作業台では本当の意味で問題を解決できない状況です。それどころか、作業者が状況に合わせて使い方を「工夫」せざるを得なくなり、新たなリスクを生むことさえあります。

そのためハセガワベトナムは、標準仕様が明記された標準品ラインと、位置・動作・実際の使用目的に合わせて個別設計するオーダーメイドサービスの両方を並行して提供しています。以下では、6ステップのプロセスの詳細と、ハセガワが実際に手がけた業種別の活用事例をご紹介します。

オーダーメイドとは?標準品で対応できないのはどんな時か

オーダーメイドとは、簡単に言えば、カタログにある既存の型式から選ぶのではなく、各顧客の要望に合わせて個別に設計・製造される注文方式です。これは標準品購入とは逆のアプローチです。顧客が既製品に合わせてニーズを調整するのではなく、メーカーが顧客の実際のニーズに合わせて製品を調整します。

標準品では対応できない可能性がある兆候には、次のようなものがあります。

  • 作業位置のサイズや形状が、どの標準型式とも一致しない。
  • 荷物の吊り下げ、特定の車両への固定設置、特定の機械の限られた空間内での作業など、汎用品が想定していない特殊な動作が必要。
  • 耐食性、耐熱性、食品接触対応など、標準材料の範囲を超えた特別な材質要件がある環境。

ハセガワ オーダーメイドの6ステップ

顧客がニーズを持ってから製品を受け取るまでの全プロセスは、ハセガワベトナムにおいて次の6ステップで進められます。

1 調査

使用現場での実際の課題を把握するステップです。空間のサイズ、作業の性質、使用頻度、そして関連する環境要因(湿度、温度、化学物質、食品への接触など)を確認します。このステップで得られる情報の精度が、以降の設計の方向性を大きく左右します。

2 設計

調査で得た情報をもとに、技術チームが設計案を作成します。適切な材料を選定し、寸法を計算し、踏み段・手すり・キャスター・高さ調整機構など機能部品を、実際の作業動作に合わせて配置します。

3 見積もり

具体的な設計案がまとまった後、ハセガワから詳細な見積もりを提示します。予算や追加要望に応じて設計を調整する必要がある場合も、このステップで両者間の調整を行います。

4 発注

顧客が設計と見積もりを承認した後、正式に注文が確定し、製造段階へ進みます。

5 製造

承認された設計図に基づいて製品を加工します。オーダーメイドの注文の多くは、標準ラインでの一括組立ではなく、熟練エンジニアによる手作業の溶接によって製作されます。

6 納品

完成した製品は検査の上、顧客へ納品されます。ご要望に応じて、現場での設置や使用方法に関する追加サポートも可能です。

溶接技術の特長:1人のエンジニアが製品全体を溶接するとはどういうことか

大量生産では、通常、製品は複数の工程を経て組み立てられ、各作業者が決まった工程を担当します。オーダーメイドの注文に対して、ハセガワは異なるアプローチを取っています。1人のエンジニアが、1つの注文の製品全体の溶接を担当できるという方式で、複数人で工程を分割することはありません。

このやり方は、注文ごとの製品の特性——標準生産のように同じ形状が繰り返されるわけではない——により適しています。1人のエンジニアが製品全体を最後まで担当することで、複数の工程を経る際に生じかねない構造上のずれのリスクを抑え、構造の一貫性を確保しやすくなります。

最小ロット数:わずか1台から

オーダーメイドサービスの注目すべき点の一つは、最小ロット数がわずか1台からであることです。これは、特定の1箇所にのみ専用機材が必要な工場にとって実務的な意味を持ちます。多くの受注生産サービスで求められるような、適正価格を得るための大量発注が不要です。

業種別の実際の活用事例

以下は、ハセガワが紹介しているオーダーメイドの活用事例です。6ステップのプロセスが実際の状況にどう適用されるかを示しています。

工場——廃材投入エリア用作業台: 以前は、作業者は廃材を処理エリアに運ぶためにトラックから降りる必要がありました。専用設計(滑り止め付きの傾斜型作業台と手すり)により、オペレーターはより安全に廃材投入場所の近くまでトラックで乗り入れることができ、作業時間も短縮されました。
建設現場——高所作業用作業床: 高所作業車に直接固定して使用します。取り外しが容易で、使用しない時の収納スペースも最小限で済みます。
食品工場——ライン保守用作業床: 食品生産ラインの上部を保守するために設計されており、食品業界の衛生要件に適したアルミニウムとステンレス素材を使用しています。
鉄道——保守用作業台: 鉄道車両基地内での作業の特性を考慮して設計されており、転落防止用の張り出し脚部と、車両の屋根からはみ出さないコンパクトな構造を備えています。
航空——保守・点検用作業台: 電動スイッチで昇降でき、航空機のサービスエリアごとに高さを調整できます。
貨物輸送——移動式吊り作業台: トラックへの荷物の固定・吊り下げに使用し、積み下ろし作業時の転落防止と安定した足場を確保します。作業内容に応じて2段階の高さに変更可能です。

オーダーメイドはどんな時に適しているか

以下のいずれかに当てはまる場合、オーダーメイドサービスをご検討いただけます。

  • 標準カタログを確認したが、実際の作業位置のサイズや形状に合う型式がない。
  • 荷物の吊り下げ、特定の車両への固定設置、特定の機械の限られた空間内での作業など、汎用的な用途に分類されない特殊な作業がある。
  • 特定の1箇所のために少量(1台のみの場合も含む)が必要で、他の複数箇所への展開予定がない。
  • 使用環境が、既存の標準品の材料範囲を超える特別な材質要件を必要とする。

よくある質問

オーダーメイドは標準品よりかなり高くなりますか。
費用は設計の複雑さと使用する材料によって異なります。6ステップの中の「見積もり」ステップは、まさに発注前に具体的な費用を把握していただくためのものです。

1台だけの注文は可能ですか。
はい。オーダーメイドサービスの最小ロット数は1台です。

調査から納品までどのくらいの期間がかかりますか。
期間は設計の複雑さと製造量によって異なり、通常は既製の標準品を購入するより長くかかります。具体的な期間は、調査と設計が完了した後の見積もりステップで確定します。

オーダーメイドは作業台と足場のどちらにも対応していますか。
はい。オーダーメイドサービスは、実際の製造能力の範囲内であれば、はしご、作業台、足場を含むハセガワの多くの製品グループに対応しています。

本記事は、ハセガワベトナムの公式紹介資料に基づいて作成しています。具体的なプロセス、納期、費用は注文ごとに異なる場合がありますので、実際のご要望に応じた詳細は営業担当までお問い合わせください。

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