脚立・はしごの「耐荷重」:安全な作業は、正しい選び方から始まる

はじめに

ベトナムの製造業、建設業、物流の現場で働く皆さん、日々の業務で脚立やはしごは欠かせない道具です。しかし、高所作業に伴う事故リスクは常に存在します。ベトナム労働社会省の発表によると、2023年には建設業界で多くの労働災害が発生しており、その原因の一つに不適切な作業用具の使用が挙げられます。安全な作業環境を確保するためには、作業内容に合わせた適切な道具選びが不可欠です。この記事では、特に脚立・はしご選びで最も重要な「耐荷重」に焦点を当て、その意味、正しい選び方、そして日本の厳しい基準をクリアした製品がベトナムの現場にもたらす価値について解説します。


課題と背景

なぜ「耐荷重」が重要なのか?

高所作業における事故の多くは、脚立やはしごの転倒・破損が原因で発生します。これらの事故の根本には、製品の「耐荷重」を無視した使用が関係しています。耐荷重とは、その製品が安全に支えることができる最大の質量を指します。この値は、単に作業者の体重だけでなく、工具、資材、そして作業中に生じる動的な負荷(体重移動、衝撃など)のすべてを含んだものでなければなりません。

<div class=”data-box”>主要データ:ベトナムの労働災害統計

  • 2023年上半期、ベトナム全国で発生した労働災害は3,445件(うち死亡事故は2,504件)。
  • 労働災害の約82%が建設、製造、物流、鉱業の4大セクターで発生。
  • 建設業では、死亡事故が最も多く、不適切な作業用具の使用が原因の一つ。
  • 製造業では、特に高所からの転落事故が多い。

引用元: 労働社会省(ベトナム)</div>

ベトナムでは、建設や建築に関する広範な国家基準(TCVN)が存在しますが、脚立やはしごといった特定の作業用具の耐荷重に特化した詳細な基準は、一般的に知られていません。その一方で、日本の厳しい安全基準をクリアした製品は、ベトナムの現場に新たな安全の基準をもたらすことができます。

現場で直面するリスク

耐荷重を誤解し、不適切な脚立やはしごを使用すると、以下のようなリスクに直面します。

  • 製品の破損と転倒: 耐荷重を超えた負荷がかかると、フレームやステップが歪んだり、破断したりする可能性があります。これにより、脚立が急にバランスを崩し、転倒事故につながります。
  • 不安定な作業環境: 許容範囲ギリギリの荷重で使用すると、製品がたわみや揺れを生じやすくなります。これにより、作業者は不安定さを感じ、集中力を欠いて作業効率が低下するだけでなく、バランスを崩して転落する危険が高まります。
  • 法的な責任: 労働災害が発生した場合、安全基準に適合しない、または不適切な作業用具を選定・使用したとして、企業や現場監督者が法的な責任を問われる可能性があります。

信頼の「耐荷重」、ハセガワの製品紹介

作業内容に合わせた選び方

ハセガワが提供する脚立やはしごは、プロの厳しい要求に応えるために設計されており、それぞれが異なる耐荷重基準を持っています。適切な製品を選ぶには、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 業務用は130kg以上の「最大使用質量」を: 建設現場や工場での作業では、作業者の体重に加え、重い工具や資材を運ぶことが多いです。こうしたプロの現場には、最大使用質量が130kgを超える業務用脚立・はしごを選ぶのが安全です。例えば、長谷川工業のプロ向け足場台は、最大耐荷重が120kgと高く設定されており、過酷な現場での使用に耐えうるように設計されています。
  • 家庭用・軽作業用は100kg以上の「最大使用質量」を: 家庭でのDIYや軽作業には、持ち運びやすさも重要ですが、最低でも100kgの最大使用質量を持つ製品を選びましょう。これにより、安全な作業を確保できます。
  • 実際の負荷を計算する: 脚立の耐荷重は、作業者の体重+工具+資材の総質量です。例えば、体重75kgの作業員が10kgの工具と5kgの資材を持って作業する場合、合計は90kgとなります。これを踏まえ、余裕を持った耐荷重の製品を選ぶことが、事故を未然に防ぐ鍵となります。

なぜハセガワの製品は信頼できるのか

ハセガワは、日本の厳しい安全基準をクリアした製品を製造しています。これは、単に静的な耐荷重試験だけでなく、**「乗ればわかる、頼もしさ。」**という独自の製造哲学に基づいています。

  1. 徹底的な「人間による検証」: 公的な規格試験に加え、長谷川工業は製品の設計段階から、実際に人が乗って「揺れ」「たわみ」「音」といった感覚的な要素を徹底的に検証しています。これにより、数値だけでは測れない「安心感」と「安定感」を実現しています。
  2. グローバルな品質管理体制: ベトナムのダナン工場は、日本、中国と並び、長谷川グループの世界4つの試験センターの一つとして位置づけられています。これにより、海外の生産拠点であっても、日本の厳格な品質基準が維持されていることが保証されています。

ハセガワの製品を選ぶことは、単に高品質な道具を手に入れるだけでなく、日本のものづくりの哲学に裏打ちされた「安全」を手に入れることにつながります。


ハセガワの信頼性

品質管理と国際認証

ハセガワの製品は、日本の仮設工業会認定をはじめ、世界各国の安全基準に適合するように設計されています。このことは、製品が国際的な品質と安全性の基準を満たしていることの証明です。特に、日本の工業用はしごには、100kg(軽作業用)と130kg(業務用)の2種類の最大使用質量が定められており、ハセガワはこれらの基準を遵守した製品を製造しています。ベトナムの現場でハセガワの製品を使用することは、日本の厳しい安全基準を導入することに他なりません。


まとめ

高所作業の安全性は、まず適切な道具選びから始まります。特に脚立やはしごの「耐荷重」は、作業者の命を守る上で最も重要な指標です。ベトナムの現場で働く皆さんには、以下の点を強くお勧めします。

  1. 使用目的と作業環境に合った耐荷重の製品を選ぶこと。
  2. 作業者の体重に加え、工具や資材の重さも考慮し、余裕を持った製品を選ぶこと。
  3. 日本の厳しい安全基準をクリアしたハセガワの製品が、ベトナムの現場に新たな安全と信頼をもたらすことを知ること。

ハセガワは、単なる脚立メーカーではなく、現場で働く人々の安全を第一に考える「安全のパートナー」です。私たちの製品が、ベトナムの製造・建設・物流業界の発展に貢献し、すべての作業者が安心して仕事に取り組める未来を築く一助となることを願っています。


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