車載時の「ガタつき」をゼロにする:はしごの寿命を延ばす正しい積み方と固定術

はじめに

ベトナムの急速なインフラ開発や工場建設の現場において、アルミニウム製のはしごや脚立は欠かせないツールです。しかし、多くの現場監督や購買担当者が頭を悩ませているのが、移動中における「製品の破損」や「異音(ガタつき)」です。ハノイやホーチミンの都市部から、舗装が不十分な地方の現場へとはしごを運搬する際、車両の振動は想像以上に製品へダメージを与えています。

「ただ積んで、ロープで縛るだけ」の積み方は、製品の寿命を縮めるだけでなく、重大な落下事故を招く恐れがあります。本記事では、ハセガワベトナムが長年の知見に基づき、アルミの特性を考慮した「ガタつき」対策と、資産としてのはしごを守るためのプロの積載術を徹底解説します。

課題と背景:なぜ「ガタつき」を放置してはいけないのか

市場データ:輸送リスクの現状

ベトナムの物流・建設業界では、貨物の固定不備による損害が依然として高い水準にあります。交通運輸省(MOT)の報告によれば、貨物自動車の過積載や固定不備に関連する違反は、年間の取り締まり件数のうち約15%を占めています。特にアルミニウム製品は軽量である反面、局所的な衝撃や繰り返しの振動に敏感な性質を持っています。

リスク提示:目に見えない「金属疲労」の恐怖

車載時に発生する「カチカチ」「ガタガタ」という音は、アルミニウム同士、あるいは車両の荷台とはしごが衝突しているサインです。これを放置すると、以下の3つのリスクが顕在化します。

  1. 金属疲労(Metal Fatigue): アルミニウムの疲労限度は鋼材とは異なり、微小な振動の繰り返しでも蓄積されます。1分間に数百回繰り返される走行振動は、数ヶ月で接合部のクラック(亀裂)を引き起こします。
  2. 接合部の摩耗: はしごの伸縮部や踏ざん(ステップ)の結合ピンが振動で削れ、使用時に「ガタつき」が発生し、作業者の転落リスクを高めます。
  3. 表面の酸化皮膜破壊: アルマイト処理(陽極酸化皮膜)が摩擦で剥がれ、ベトナム特有の高湿度・塩害地域において腐食が加速します。

正しい積み方・固定のステップ

輸送中のダメージを最小限に抑えるためには、物理学に基づいた固定が必要です。

積載の基本原則:保護材の活用

はしごを荷台に載せる際、まず行うべきは「点」ではなく「面」で支えることです。

  • 緩衝材の配置: 車両のあおり(サイドパネル)とはしごが接する部分には、厚さ10mm以上のゴムマットやウレタンフォームを挟みます。
  • 積載方向: 風圧の影響を最小限にするため、進行方向に対して平行に積載するのが基本です。

実践!プロの固定術

ロープでの固定は「緩み」が生じやすいため、ハセガワではラチェット式ベルトの使用を強く推奨しています。

  1. 3点支持の徹底: 先端、中央、後方の3カ所で固定することで、ピッチング(前後揺れ)とローリング(左右揺れ)を同時に抑制します。
  2. 締め付けトルクの管理: 強く締めすぎるとアルミの支柱を歪ませてしまいます。ベルトが指で押して10mm程度たわむ状態が理想的です。
  3. 伸縮部のロック確認: 伸縮式はしごの場合、走行前にロックが完全にかかっているかを必ず目視確認してください。

ハセガワの製品・サービス:振動に強い「現場のパートナー」

特長:圧倒的な剛性と耐久性

ハセガワベトナムが提供する製品は、単に軽いだけではありません。

  • 高剛性フレーム: 航空機にも使用される高品質なアルミ合金を採用。他社製品と比較して、ねじれ剛性を約20%向上させています。
  • 防振設計: 部品の接合部に精密な嵌合(かんごう)技術を用いることで、微振動による摩耗を劇的に軽減しています。

導入事例:通信建設会社 A社(ベトナム・ダナン)

  • Before: 車載移動中にはしごの接合部が摩耗し、平均1年で買い替えが発生。年間100本以上の廃棄が出ていた。
  • Action: ハセガワの「高耐久モデル」への切り替えと、専用の車載固定ブラケットを導入。現場スタッフ向けに「積載講習」を実施。
  • After: 導入後2年経過時点で、破損による廃棄はゼロ。年間メンテナンスコストを約60%削減することに成功。

ハセガワの信頼性:日本品質をベトナムの現場へ

品質管理・認証

ハセガワベトナムのビンズン工場では、日本のJIS(日本産業規格)に準拠した厳しい品質管理を行っています。

  • 強度試験: 10万回の繰り返し荷重試験をクリアした製品のみを出荷。
  • TCVN対応: ベトナムの国家規格(TCVN)にも適合しており、官公庁案件や外資系工場の安全基準も余裕を持ってクリアします。

特注対応・サポート体制

「特殊な車両に積みたい」「より効率的に多数のはしごを運びたい」というニーズに応え、カスタムの固定治具の設計も承ります。また、ベトナム全土の現場へ日本人技術者または教育を受けた現地スタッフが訪問し、安全な取り扱い指導を行うアフターサービスも充実しています。

まとめ

車載時のはしごの「ガタつき」を抑えることは、単なる騒音対策ではありません。それは、高価な作業道具の寿命を延ばし、作業員の命を守り、そして輸送中の事故を防ぐという、プロフェッショナルとしての重要な責務です。

  1. 緩衝材の使用で摩擦を防ぐ。
  2. ラチェットベルトによる3点固定で振動を制する。
  3. ハセガワの高品質な製品を選び、長期的なコストパフォーマンスを最大化する。

ベトナムの過酷な環境下で、最高レベルの安全を実現するために、ハセガワベトナムのソリューションをぜひご検討ください。製品カタログの送付や、積載方法に関するコンサルティングのご依頼は、以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。