その脚立、実は危険かも?現場担当者が知るべき「廃棄・交換」5つのサインと寿命の目安

はじめに

ベトナムの建設・製造現場において、脚立やはしごは「壊れるまで使うもの」だと考えられていませんか?しかし、見た目がきれいであっても、金属疲労や部材の劣化は確実に進行しています。実際、ベトナムでは労働災害による経済的損失が増加傾向にあり、その対策は急務です。

ハセガワベトナム(Hasegawa Vietnam)は、単なる道具の提供にとどまらず、現場の「命」と「安全」を守るパートナーでありたいと考えています。本記事では、国際的な安全基準や最新の市場データに基づき、プロが絶対に見逃してはならない「廃棄・交換の5つのサイン」を解説します。適切なタイミングでの機材更新は、コストではなく、未来への投資です。

ベトナムの現場に潜むリスクと現状

増加する労働災害と「高所作業」の危険性

ベトナム労働傷病兵社会省(MOLISA)のデータによると、2024年の労働災害件数は全国で8,286件に達し、前年から892件も増加しました。さらに深刻なのは、死亡事故が675件(前年比13件増)、死亡者数が727名(前年比28件増)といずれも増加している点です。

特に建設業は、死亡事故の発生件数が最も多い「高リスク産業」の一つとされています。過去のデータ分析によれば、建設現場での死亡事故のうち、実に60.4%が「高所からの転落」によるものでした。これは、感電(38.5%)や挟まれ事故(1.1%)を大きく引き離す数字です。

「まだ使える」が招く代償

多くの現場で、脚立は極限まで使用されがちです。しかし、米国労働安全衛生局(OSHA)の違反ランキングでも、はしご(Ladders)に関連する違反は常にトップ10の上位(2022年度は3位)に入っており、適切な管理がなされていない現状が浮き彫りになっています。

事故が発生すれば、治療費や補償費だけでなく、現場の操業停止や工期遅延といった莫大な「見えないコスト」が発生します。新品の脚立1台の価格と、事故による損失額を比較すれば、早期交換の合理性は明らかです。

今すぐ確認!脚立の寿命を告げる5つの危険サイン

現場の安全管理者や作業員は、以下の5つのサインが一つでも確認された場合、直ちに使用を中止し、廃棄または交換を検討してください。これは、OSHA(米国)やJIS(日本)の考え方に準拠したプロの判断基準です。

サイン1:結合部の「ガタつき」と「異音」

リベットやボルトの緩みは、脚立全体の構造強度が低下している決定的な証拠です。昇降時に「ギシギシ」という異音がしたり、踏ざん(ステップ)がぐらつく場合、崩壊の前兆と言えます。 ハセガワの製品は、「乗ればわかる、頼もしさ(You can tell when you ride it, reliability)」という哲学のもと、設計段階から揺れや音を徹底的に排除しています。ガタつきのある脚立は、すでに安全マージンを超えていると考えてください。

サイン2:支柱や踏ざんの「変形・曲がり・凹み」

アルミ合金は軽量で丈夫ですが、一度変形すると強度が著しく低下し、元の形に戻しても強度は回復しません。たとえ小さな凹みであっても、そこに応力が集中し、使用中に突然破断(座屈)するリスクがあります。支柱が曲がっている、あるいは踏ざんが弓なりに変形している脚立は即時廃棄対象です。

サイン3:端具(ゴム足)の「摩耗・欠損」

脚立の事故で最も多いのが「滑り」による転倒です。脚立の足元にある滑り止め端具(ゴム足)の溝がすり減ってなくなっていたり、ゴム自体が欠落している状態は極めて危険です。これはタイヤの溝がない車で高速道路を走るのと同じです。特にベトナムのタイル床やコンクリート床では、端具のグリップ力が命綱となります。

サイン4:開閉金具・ロックの「動作不良」

開き止め金具やロック機構がスムーズに動かない、あるいはロックが掛かりにくい場合、無理な力が加わってフレーム自体が歪んでいる可能性があります。特に伸縮はしごの場合、ロックデバイスの不具合は致命的な事故(指の切断や転落)に直結するため、OSHAも厳重な注意を喚起しています。

サイン5:過酷な環境による「腐食・劣化」

高温多湿なベトナム、特にダナンのような沿岸部では、塩分を含んだ湿気による腐食(サビ)の進行が早まります。アルミ表面の白い粉吹き(腐食)や、スチール部品の赤サビが著しい場合は強度が落ちています。また、グラスファイバー製の場合、紫外線劣化により表面が毛羽立つ「ブルーム現象」が見られたら交換時期です。

なぜプロは「ハセガワ」を選び続けるのか?

ダナンから世界へ届ける「日本品質」

Hasegawa Vietnamは、2014年の生産開始以来、日本やアメリカといった最も品質基準の厳しい市場へ製品を供給し続けています(輸出比率:日本40.89%、香港41.33%、米国16.89%)。 私たちのダナン工場は、単なる生産拠点ではありません。日本、中国と共に世界4カ所の試験センターの一つを有し、月間250回を超える厳格な品質試験を実施しています。

「10万回」の昇降に耐える設計

一般的な規格試験に加え、長谷川工業では「タフシリーズ」において、週5日・1日100回の使用を想定した10万回の昇降繰り返し試験を実施しています。この圧倒的な耐久性は、頻繁な買い替えコストを削減し、長期的な視点でのコストパフォーマンスを最大化します。

次世代の安全基準「BLACK LABEL」と「脚軽」

プロフェッショナル向けに開発されたBLACK LABELシリーズや、軽量専用脚立脚軽(Ashigaru)は、強度と使いやすさを高次元で両立させています。また、デザインシリーズのlucanoは、機能美を追求し、インテリアにも馴染む新たな価値を提案しています。

まとめ

脚立は「一生モノ」ではありません。命を預ける重要な安全機材です。 今回ご紹介した「異音・変形・ゴム摩耗・ロック不良・腐食」の5つのサインは、現場からのSOSです。ベトナムの労働災害統計が示す通り、高所からの転落リスクは常に身近にあります。

「まだ使える」と迷った時こそ、交換のタイミングです。 Hasegawa Vietnamは、日本の職人魂とベトナムの製造技術を融合させ、世界の現場を支える最高品質の製品をお届けしています。もし現在の機材に不安を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。安全への投資が、あなたの現場の未来を守ります。